「incident は変?」|「事故につながる?」、「事件?」
「incident」元々は? 「出来事」「事件」の意味。
カタカナで「インシデント」という言葉は、警察、医療、航空、情報セキュリティーなどの分野で頻繁に使われる。
例えば、航空機のエンジン不具合が重大な事故につながるようなとき、「重大インシデント」のように使われる。
「incident」|元は「偶然ふりかかる性質を持つもの」の意味
incident は元々「起こる、ふりかかる」の意味の語からさらに「~の性質を持つ」の意味を表す部分が語末につき、「偶然ふりかかる」の意味になった語。
これから「出来事、事故」などの意味で使われるようになった。
航空関係の事故や事件があると、次のような言い方がよくなされる。
「この事故は空港の安全性についてさらなる疑問を投げかけている」
This incident raises further questions about the effectiveness of airport security.
空の旅で毎回願うこと、それは、
「その飛行機は事故もなく着陸した」
The plane landed without incident.
のようなことです。
「incident」が「変」のこともある。ただし 「strange」の「変な」ではない。
日本史でよく出てくる「〇〇の変」。これは incident。
日本史の大事件をいくつか英語で覚えておきましょう。
「本能寺の変」 the incident at the Honnoji Temple、 the Honnoji Incident
「桜田門外の変」 the incident outside the Sakurada-mon Gate、the Sakuradaongai Incident