「impediment」|「足」を入れて邪魔する「障害」
「障害、妨害、身体障害」などの意味を表す impediment。
ラテン語 impedire (妨げる、邪魔する)から来た語。
ped は「足」の意味。ped の前に im(中に)、ped の後ろに ment(名詞語尾)をつけてできた単語。
im (中に) + ped (足) + ment (名詞語尾) ⇒ impediment 「足を中に入れて邪魔すること」の意味。
動詞は impede 「邪魔する、遅らせる」
例文で覚えよう。
The lack of human resources is a major impediment to research.
「人材不足が研究を妨げている大きな要因だ」
Rescue attempts were impeded by the torrential rain.
「救助計画はどしゃ降りのため遅らされた」
「expedient」|「足かせ」をはずして「都合よい」となる
ex (外に) + pedi (足) + ent (形容詞語尾) ⇒ expedient 「都合のよい、適切な、得策な」となる。
It is expedient that we study English when we are young.
「若いうちに英語を学ぶのが得策だ」
「expedition」|「足を外に向ける」すなわち「遠征」
ex (外に) + pedi (足) + tion (名詞語尾) ⇒ expedition 「足を外に向けること」の意味になり、「遠征、探検、小旅行」を表す。
The actor went on an expedition to the North Pole alone.
「その俳優は単独で北極探検に出かけた」
「pedestrian」は「足 (ped)で行く人」
pedester(徒歩)+ ian (人) ⇒ pedestrian 「足で行く人」=「歩く人」すなわち「歩行者」となる。
形容詞としても働きもあり「歩行の、徒歩の」の意味もある。
この語はアクセントも注意! pe-DES-tri-an のように、第2音節を強く発音する。
This road is exclusively for pedestrians only at weekends.
「この通りは週末だけ歩行者専用になる」
「pedigree」|「鶴の足」から「家系図」の意味になった
pedigree は中期フランス語 pie de grue 「鶴の足」から英語になった語。家系図が鶴の足に似ているので、この意味になった。grue はラテン語の grus から来ている。
ped (足)+ gree (鶴) ⇒ 「鶴の足のようなもの」から「家系図」。
この語もアクセントに注意! PED-i-gree のように、第1音節を強く発音する。
The Tokugawa House has an excellent pedigree.
「徳川家には素晴らしい歴史がある」