「断る」|「refuse」「reject」「decline」「turn down」の違いと使い方
「断る」の言い方を英語で覚えましょう。申し出を受ける意志がないとき、丁寧に断るとき、断固拒絶するときなどの単語の使い分けです。
「断る」|「refuse」は受け入れる意志がない
refuse は要求、申し出、招待などを受け入れる意志がないことを相手にはっきりと示して断ることを表す語。
増えています。
The number of children refusing to go to school is increasing every year. (学校に行くのを嫌がる子供が年々増えている)
難民問題。
Some countries refuse to accept refugees. (難民受け入れを拒否している国もある)
※ refugee「難民」
増えています。
The number of people who refuse treatment to prolong life has been increasing lately. (近年延命治療を拒否する人が増えています)
※ treatment「治療」 prolong life「延命する」
「断る」|「reject」は断固拒絶
reject は提案や要求などを不要、不適当として断固拒絶することを表す語。
reject は refuse と違い断り方や断る過程にも注目し、またより強意的な語である。
多くの人の経験。
My proposal was rejected outright by the boss. (私の提案は上司に一蹴されてしまいました)
※ proposal「提案」 outright「全く、完全に、即座に」
サラリーマンのつらいところ。
He was going to reject the transfer, but the word “promotion” affected his decision. (彼は転勤を断るつもりだったが、昇進という言葉に心が動いてしまった)
※ transfer「転勤」 promotion「転勤」 affect「影響する」
日本初の心臓移植手術でのことです。
The patient’s body rejected the transplanted heart. (患者の体は移植された心臓に拒絶反応を起こした)
「断る」|「decline」は丁寧に断る
decline は固い響きのある語で、申し出、提案、招待などを丁寧に断ることを表す語。
お断りは丁寧に。
I declined his invitation indirectly by saying, “Sorry, I have a previous engagement.” (「先約がある」と言って彼の正体を婉曲に断りました)
※ invitation「招待」 indirectly「婉曲に」 previous engagement「先約」
遠慮したいとき、
It’s a tempting offer, but I must decline this time. (結構なお話ですが今回は遠慮させていただきます)
※ temping offer「結構なお話」
断る人もいます。
To my surprise, my friend declined the offer to become a college professor. (驚いたことに、友人は大学教授の口を断りました)
「断る」|「turn down」は申し出、提案を断る
turn down は申し出、提案、応募者などを断ることを表す語。
turn down は reject よりもくだけた言い方の語。
誘いも難しい。
I invited him to go fishing with me, but got turned down. (彼に釣りに一緒に行こうと誘ったが断われてしまった)
※ invite「誘う」
断られてもめげずに、
She turned down his proposal of marriage. (彼女は彼からの求婚をことわりました)
賃上げ闘争の一場面。
The president turned down their request for a pay raise. (社長は彼らの賃上げ要求をけりました)
まとめ|「refuse」「reject」「decline」「turn down」
refuse は受け入れる意志がない。
reject は断固拒絶
decline は丁寧に断る
turn down は申し出、提案を断る