「話す」|「talk」「speak」の違いと使い方
「話す」とき、複数の人が互いに話すこともあり、1人が一方的にあるいは集団に向け話すこともある。英語の言い方を覚えておきましょう。
「話す」|「talk」は2人以上の人が話を交わす
talk は通例2以上の人が話を交わすことを表すときに使われる語。
会話を交わす二人。
I thought the two were friends as they were talking with each other with such familiarity. (二人が親しそうに話していたので友達同士だと思いました)
※ with such familiarity「親しそうに」
困った学生がいます。
During class, one student kept turning around to talk to a friend seated behind him. (授業中しょっちゅう後ろ向きになり友達としゃべっている学生がいました)
初対面が重要。
I had a good impression of him when I first talked to him. (初めて話したとき、彼に好感を持ったのです)
※ a good impression「好感」
「話す」|「speak」は1人が話す
speak は1人の人が一方的な用事で話したり集団を相手に話す場合に使われる語。
speak は比較的深刻で形式ばった状況でのやりとりや電話で相手を呼び出す際のやり取りで好まれて使われる語。
ご挨拶。
I was asked to speak at the wedding. (結婚式で挨拶を頼まれました)
※ このような「挨拶」は greeting ではない。
スピーチの冒頭で、
It is a great pleasure to have this opportunity to speak to you. (お話しする機会をいただき大変うれしく思います)
あがり症の人。
How I wish I could speak in front of people without getting nervous! (緊張せずに人前でしゃべれたらいいのだが)
英語は特技に非ず。
There are people everywhere out there who can speak English. (英語を話せる人は世間にはごろごろいます)
まとめ|「話す」「talk」「speak」
talk は2人以上の人が話を交わす
speak は1人が話す
talk と speak の両方が使われるがニュアンスが異なる言い方もある。
Don’t talk [speak] to me like that. (そんなふうに言わないでください)
※ talk が多く使われるが speak も可能。talk は内容、話し方のいずれにも言及する。speak は通例内容をさす。