「かたい」|「hard」「firm」「tough」の違いと使い方
「かたい」は手に負えないものもあり、いい意味のものもある。英語の言い方を覚えておきましょう。
「かたい」|「hard」はただ固い
hard は押しつぶしたり、壊したり、切ったりすることができないほどかたいことを表すときに使われる語。
hard は時にはかたすぎることを表すときにも使われる語。
固いパン。
That bread was as hard as stone! I thought I’d break a tooth. (そのパンは石のように固くて歯が折れるかと思いました)
雪が降った後、
He stepped on the snow to make it hard. (彼は雪を踏んで固めました)
決意。
His determination was as hard as a rock and he was awarded the Nobel Prize at last. (彼の決意は石のように固くついにはノーベル賞を受賞した)
※ determination「決意」 be awarded the Nobel Prize「ノーベル賞を受賞する」
「かたい」|「firm」は良い意味でかたい
firm は完全にかたいわけではなく、弾力がありほどよくかたく良い印象を与えることを表すときに使われる語。ほめる場合に使われることもある。
firm は体が引き締まっていること、果物の実が締まっていること、決意・信念・結論がかたいことを表す場合にも使われる語。
アスリート。
The swimmer had a good, firm body. (その水泳選手は引き締まったいい体をしていました)
友情。
The two diplomats were bound by a firm friendship. (二人の外交官はあつい友情で結ばれていました)
転職希望。
His determination to change jobs was firm. (転職しようという彼の意志は固いものでした)
※ determination「意志」
「かたい」|「tough」は簡単に壊れない、噛めない
tough は簡単に壊れたり弱めたりできないことを表すときに使われる語。
tough は肉などをかみ切れないことを表す場合にも使われる語。
良いお肉を食べたい。
I knew the meat was cheap, but I didn’t expect it to be this tough. (この肉は安いと思ったが、これほど堅いとは思いませんでした)
かたすぎ。
The meat was so tough I couldn’t bite through it. (その肉はかたくて歯ではかみ切れなかった)
まとめ|「かたい」「hard」「firm」「tough」
hard はただ固い
firm は良い意味で固い
tough は簡単に壊れない、噛めない