「別れる」|「divorce」「separate」「break up」の違いと使い方
「別れる」という言葉の意味はいろいろ。夫婦の別れ、恋人の別れ、親子の別れ、仕事上の別れなど、英語の言い方を覚えておきましょう。
「別れる」|「divorce」は法的な結婚生活の終わり
divorce は法的に結婚生活を終わらせることを表すときに使われる語。自動詞、他動詞の両方の使い方がある。
離婚相手を示さないときは get divorced と be divorced の両方の言い方ができる。
おしどり夫婦でもあること。
That famously close celebrity couple have divorced. (芸能界きってのおしどり夫婦が離婚しました)
※ famously close celebrity couple「芸能界きってのおしどり夫婦」
子どもへの影響は甚大です。
We don’t know all the details, but it is their children who will suffer if the couple get divorced. (どんないきさつがあるのかわかりませんが、あの二人が離婚して悲しむのはお子さんたちです)
有名人の離婚。
That golf player paid a huge settlement when he divorced. (そのゴルフプレーヤーは巨額の慰謝料を払って離婚しました)
※ (divorce) settlement「(離婚の)慰謝料」
「別れる」|「separate」は夫婦、恋人などの別居
separate は夫婦や恋人、同性愛者同士が別居することを表すときに使われる語。
separate は親子の別居にも使える語。
一緒になれないこともある。
I persuade them to accept the inevitable and had them separate. (その二人にはしかたがないとあきらめさせて、別れさせました)
※ persuade「説得して~させる」 the inevitable「避けられないこと」 have「~させる」
戦争の悲劇。
Many families experienced the tragedy of separation in the country after the end of the war . (戦後、その国では生き別れの悲しみを味わった家族が多数いました)
こんな発言もある。
I would rather die than be separated from my children. (子供を別れるくらいなら死んだ方がましです)
「別れる」|「break up」は人間関係の破綻
break up は夫婦や恋人関係を終えることをいうが、普通の対人関係や仕事上の関係について表すときにも使われる語。
break up は結婚や人間関係を主語にして、それらの関係が破綻することを表すときにも使われる語。
関係を聞かれて、
I broke up with her ages ago. (彼女とはとっくの昔に縁を切りました)
※ ages ago「とっくの昔に」(この break up は夫婦ではない男女間の縁を切ること)
普通は「覆水(ふくすい)盆に返らず」なのだが、
The couple broke up but eventually made up. (その二人は一度は別れたが結局元のさやに収まってしまった)
こんな彼もいる。
He has broken up with his girlfriend for good. (彼は彼女とはきっぱり縁を切ってしまった)
※ for good「永久に」
こんな例もありそう。
They are continuing to break up and get back together again and again. (彼らはくっついたり離れたりを繰り返しています)
※ continue「~を続ける」
まとめ|「別れる」「divorce」「separate」「break up」
divorce は法的な結婚生活の終わり
separate は夫婦、恋人などの別居
break up は人間関係の破綻