「非難する」|「blame」「criticize」「accuse」「condemn」の違いと使い方

「非難する」|「blame」「criticize」「accuse」「condemn」の違いと使い方

人との関わり合いで、時には「非難」することもある。

「非難する」の英語の言い方を覚えておこう。

 

「非難する」|「blame」はもっと一般的な語

「blame」は「非難する」を表す最も一般的な語。特定の事を人や物のせいにする場合に用いられる。話し言葉では感情を帯び、責任の所在を突き止める際に好まれて使われる語。

 

自分に責任があると思うときは、

I am to blame for it.

「非は私にある」

 

自分に責任がないと思うときは、

I’m not to blame.  You’re the one who is to blame.

「私のせいではない。いけないのはあなただ」

 

このような人がいる。

The president is to blame for the scandal, but he just acts as if nothing has happened.

「不祥事の責任は社長にあるのに、何食わぬ顔をしています」(←「何も起こらなかったようにふるまっている」)

 

こんな人もいる。

The section chief is bighearted, and does not blame his staff for every little mistake.

「課長は寛大な人で部下の小さなミスをいちいちとがめません」

※ bighearted「寛大な」

 

「非難する」|「criticize」は批判を表す

「criticize」は人や行為に対する批判を表現することをいう。責任の追及よりも批判の様態に焦点がおかれる。

 

何についても意見は様々ある。

Violence in movies is criticized as a bad influence on the young.

「暴力映画は若者に悪影響を与えると非難されています」

 

報道番組ではこんな場面がある。

The residents in the area criticized the management in a harsh tone of voice.

「その地域の住民は激しい口調で経営側を非難しました」

※ in a harsh tone of voice「激しい口調で」

 

「非難する」|「accuse」は道徳的な間違い、不親切な行為

「accuse」は道徳的に間違った行為、不親切な行為を非難することをいう。違法な行為を理由に「告訴する」の意味で用いられることも多い語である。

 

乗り物の中で、

The man was mistakenly accused of groping woman on the train.

「その男性は電車で痴漢ではないかと疑われた」

 

税金にまつわる話。

The president of he company was accused of falsifying his tax return last year.

「その会社の社長は、昨年税金の虚偽申告で告発されました」

※ falsify「偽る」

 

報道は客観性が必要。

The anchorperson was accused of being too subjective in his reporting by a lot of viewers.

「そのキャスターの報道は主観が入っていると多くの視聴者から非難された」

※ subjective「主観的な」  viewer「視聴者」

 

「非難する」|「condemn」は

「condemn」は道徳に反する事柄を公の場で厳しく非難することを表す語。この語は主に受動態で使われる。

 

The member of the Diet condemned the politician’s underhand contributions.

「その国会議員は、その政治家の闇献金を断罪した」

※ member of the Diet「国会議員」   underhand contribution「闇献金」

 

The swindler was condemned to a five-year prison term.

「その詐欺師は5年の懲役に処せられた」

※ swindler「詐欺師」

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