「有名な」|「notorious」「infamous」の違いと使い方

「有名な」|「notorious」「infamous」の違いと使い方

よいことで有名なときは famous などで表す。わるいことで有名なときは notorious や infamous を使う。

悪さの中身で多少の使い分けもある。覚えておきましょう。

 

「有名な」|「notorious」は悪いことで有名

notorious は悪いことで有名なことを表すときに使われる語。

 

世界史で習いました。

Nero was notorious for his atrocities. (ネロは残虐な行為で悪名が高かった)

※ atrocity「残虐行為」

 

要注意人物。

He is notorious for last-minute cancellations. (彼はいつもドタキャンするので有名です)

※ last-minute「どたんばの」

( last-minute は「駆け込み」の意味でも使われる。last-minute surge in demand before the consumption tax hike「消費増税前の駆け込み需要の増加」)

 

こんな会社もあるとか。

The company is notorious for padding its bills. (その会社は水増し請求をすることで有名です)

※ pad one’s bills「水増しする」

 

「有名な」|「infamous」は「悪いことで有名」を強調

infamous は悪いことで有名なことを表すときに使われる語。

infamous はかたい表現で、不道徳や邪悪さを強調し、意味が notorious よりも強い語。

 

世の中にこんな人もいる。

The guy is infamous for never paying back money he borrows. (ヤツは借りた金を絶対に返さないので有名だよ)

 

前回のオリンピックでも同じでした。

The Metropolitan Expressway is infamous for its traffic jams. (首都高は渋滞で悪名が高いのです)

 

歴史は後から書かれる。

That infamous incident is not mentioned in history textbooks in the country. (その忌まわしい事件はその国の歴史の教科書には載っていません)

※ incident「事件」

 

まとめ|「有名な」「notorious」「infamous」

notorious は「悪いことで有名」

infamous は「悪いことで有名」を強調

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