「場所」は英語で?Place・Spot・Locationの意味の違いと使い方

「場所」を英語で表現するとき「Place・Spot・Location」をどれを使う?

日本語で「場所」と言えば、一つ。

でも、英語で「場所」を表現するときには「place・spot・location」などの単語がありますね。日本語で場所は、漠然とその辺という意味。「場所」と言えば、

  • ◯◯の近くの場所(漠然とした意味)
  • あの場所(特定の場所を指す)
  • この場所(位置を特定した使い方)

というように日本語では色々な意味で使えますが、英語では使い方が違います。

それでは、一つずつ見ていきましょう。

場所 = Place の英語の使い方とは?

place は、「漠然とした一定の形を持っていない場所」ときに使う単語。

それでは、例文で見ていきましょう。

place の使い方①

(例文)It’s a problem that in the city there aren’t many places for children to play.

訳:都会では子供の遊び場が少なくて困ります。

日本では、高度経済成長以降に子供の遊び場が少なくなってきたと言われてますね。最近では公園でボール遊びや大声で遊んだりすることも難しくなってきています。子供たちはどこで遊べばいいのでしょうか。

place の使い方②

(例文)The old man who lost his wife and house in the earthquake has been seeking a peaceful place to live in.

訳:地震で妻と家を亡くしたその老齢の男性は安住の地をずっと求めています。

2011年に起こった東日本大震災。あくまで例文ですが、地震の被災者としてあり得る話しです。place はこのような悲しいときにも使うのです。

place の使い方③

(例文)This place was quite safe even during the floods last summer.

訳:ここは昨年の夏の洪水のときにも安全でした。

日本列島は災害が多いですね。地震も多いですが、最近は大型の台風も多く上陸するようになってきました。大雨での洪水や地震の時の津波などで被害に合わないためにも防災マップを確認した方が良いですね。

place の使い方④

(例文)Visiting famous places of scenic beauty and historical interest is great fun.

訳:名所旧跡を訪れるのは楽しいものです。

旅行は楽しいですね。歴史的な建造物やお城、遺跡などを見るとワクワク・ドキドキしてきます。また、日本には四季折々も楽しめるのが特徴です。外国人観光客に人気が高いのが分かりますね。

Spot の使い方!「Spot」は特定の場所や地点で使いましょう。

spot の使い方は、「特定の場所や地点」というときに使われる単語です。

それでは、例文で見ていきましょう。

例文1.

Do you think this vase is in the right spot?

訳:花瓶の位置は、これでよろしいですか?

お客さんが来るときにお花があると気分が違いますよね。お花屋さんに頼んでいた花と花瓶が届いたときに使うでしょう。

例文2.

The deep V-shaped gorge is reputed to be a good spot for viewing autumn leaves.

訳:その深く切れ込んだ渓谷は、音で聞く紅葉の名所です。

滝などで水の流れる音を聞くと、心が癒されますよね。特に紅葉の時期に旅をすると、真っ赤に染まった自然と水の流れは目に焼きつきます。栃木県の日光にある華厳の滝。一度は見ておくべきでしょう。

  • gorge:渓谷、峡谷
  • autumn leaves:紅葉

例文3.

Sugamo,Tokyo, is a popular spot among elderly women.

訳:東京の巣鴨は、おばあちゃん達の人気スポットです。

巣鴨と言えば、おじいちゃん・おばあちゃんの原宿と言われる人気スポットですね。テレビでもよく巣鴨の商店街が映ることがあるでしょう。巣鴨地蔵なんていうのもありますよ。

例文4.

This park is one of my favorite spots.

訳:この公園は、私のお気に入りの場所です。

この表現は老若男女で使えるものです。小学生なら家の近くの公園、大人なら散歩で行ったときに立ち寄る場所でも使えます。

Location の使い方!「location」は、物の位置や不動産の場所で使いましょう。

location の使い方は、「物の位置や不動産の場所」などで使われる単語です。

それでは、例文で見ていきましょう。

例文1.

This hotel has a lot of foreign guests due to its location.

訳:場所の特性上、このホテルは外国人客が多くいます。

日本もインバウンドに力を入れているので外国人観光客が増加していますよね。外国人が多く宿泊するホテルは、外国人が困らないような工夫やサービスが備わっているので人気なんです。

例文2.

This area prospered because of its convenient location.

訳:この辺りは地の利を得て発展しました。

日本で人気のリゾート地といえば、軽井沢や那須などが思い浮かびますね。最近では北海道のニセコが人気のリゾート地となっています。オーストラリア人などがウインタースポーツを楽しむために訪れています。

  • porsper:発展する
  • convenient location:便利な位置

例文3.

The hotel was built in an excellent location in front of the station.

訳:そのホテルは駅前の一等地に建てられました。

東京や大阪の駅前には、ホテルに限らず家電量販店やドラッグストアなどが多く出店しています。人通りが多い駅前は人気が高く競争が激しい上に家賃は高額ですね。

  • an excellent location:一等地

例文4.

This is an ideal location for commuting to work.

訳:ここは通勤に最適な土地です。

東京は働く人が多いですね。多くの会社が東京に集中しているので、自宅から通勤する人は満員電車は避けたいものです。通勤時間が短く効率が良い場所を選べば時間の使い方が変わります。

  • commute:通勤、通学する

まとめ!Place・Spot・Location の違いと使い方

今回は、place・spot・location の違いと使い方について紹介しました。

日本語で言えば、どれも「場所」。

英語で使うときは、ちゃんと使い分けが必要ということがお分かりいただけたでしょうか。

まとめると、

  • place:漠然とした形のない場所
  • spot:特定の場所や地点
  • location:物の位置、不動産の場所

というようになります。

これでまた英語が楽しくなりますね。

それでは、また。

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