「数字」|「number」「figure」「numeral」の使い分け
「数字」という日本語は「数を記すのに用いる記号や文字」また統計など「数字で表される数量的な事柄や知識」を言う。
英語はそれぞれの意味で使い分けが必要。
「数字」|「number」は数量を表す数字
「number」は数量を表すための単語、記号、概念としての数字のことをいう。
便利な機械にしばしば必要なもの。
Please enter your secret code number.
「暗唱番号を入れて下さい」
※「暗唱番号」は personal identification number, PIN なども使う。
お店の売り出しでありそうなこと。
I drew a lucky number yesterday.
「私は昨日くじに当たった」(←「あたり番号を引いた」)
手書きのメモも大事です。
Write down the phone number so that you won’t forget it.
「忘れないように電話番号をメモしておきなさい」
「数字」|「figure」は記号としての数字
「figure」は記号としての数字をさす。複数形では正式な統計値などを表す。
数字が苦手な人はこんなことをよく言う。
These figures just don’t add up.
「計算が合わない」
消費税率アップでこんなことにならないよう願います。
With these sales figures, we’ll have to close the store.
「この売り上げでは、店を閉めなければならない」
Please give me a ballpark figure for replacing the cash register.
「レジスター交換のおおよその費用を教えて下さい」
※ ballpark figure「おおよその金額、費用」
「数字」|「numeral」は書記体系としての数字
「numeral」は書記体系としての数字を表す語。
このようなメッセージが日常茶飯事になってきた。
Please make up your password from a combination of 6 letters of the alphabet with 4 numerals.
「パスワードはアルファベット6文字と4桁の数字を組み合わせて作って下さい」
使われている数字については、こんな言い方をする。
The numeral 583 contains the same digits as the numeral 358.
「数字583は数字358と同じアラビア数字を含む」