「怒った」|「angry」「mad」「pissed」「upset」の違いと使い方

「怒った」|「angry」「mad」「pissed」「upset」の違いと使い方

人の感情の一つが怒り。何に怒っているか、どんな怒り方をしているかで使う単語が違う。「怒った」を表す英語の単語を覚えておこう。

尚、俗語は理解できるようにしておくが自分では使わない方が無難です。

「怒った」|「angry」は最も一般的な語

angry は「怒った」という意味を表す最も一般的な語。怒っている対象は、他人の悪いふるまい、不公平な状況など。

 

こんな人も多い。

He gets angry about little things.(彼は些細なことですぐ腹を立てます。)

 

時にはこんなこともある。

I don’t know why, but he’s angry.(何だかわからないが、彼は怒っている。)

 

なにか理由がありそうなとき。

He must have some reasons to be angry.(彼が起こるのには何か理由があるに違いない。)

 

「怒った」|「mad」は「頭にきていらいら」

mad は主にアメリカ英語でくだけた使い方。頭にきて非常にいらいらしていることを強調するときに使う。また mad には「熱狂して」や「狂った」の意味もあるので注意!

 

お役所が怒りの対象になることがある。

He gets mad at bureaucracy and red tape.(彼は融通のきかない官僚組織に腹をたてている。)

※ bureaucracy「官僚」 red tape「お役所風の」

 

夫婦喧嘩の後でこんなこともある。

My wife is so mad, that she wouldn’t even speak to me.(妻は怒って口もきいてくれないのだ。)

 

こんな思い出がある人もいる。

My mother used to get mad at me every time I came home after playing with mud.(泥遊びをして帰るたびに、私は母に怒られたものだ。)

※ used to … 「~したものだ」  every time … 「~するたびに」    play with mud「泥遊びをする」

 

「怒った」|「pissed」は(米)俗語で「むかつく」

pissed (off) はアメリカ英語の俗語で「むかつく」の意味を表す語。この語は特に長期間続く不快な状況に対する感情を表すときに使う。

 

サスペンスドラマの一場面でありそう。

She blew me off, so I got pissed and stabbed her.(彼女に冷たくされ、カッとなって刺してしまったのだ。)

※ blow … off「無視する」  stab「刺す」

 

俗語ではこんな言い方もある。

The guy got really pissed off.(やつはマジ切れしたよ。)

 

「怒った」|「upset」は「心中穏やかでない」

upset は不快な物や事に心中穏やかでない状態のときに使う語。

 

時には抑えがきかないこともある。

He got upset and lashed out at his boss.(彼は感情が高ぶって上司に暴言を吐いてしまった。)

※ lash out at「~に暴言を吐く」

 

こんな人は頼りになる。

My boss doesn’t get upset easily.(私の上司は肝が据わっている。←簡単に慌てたり驚いたりしない)

 

まとめ「angry」「mad」「pissed」「upset」のワンポイトアドバイス

今回は、「angry」「mad」「pissed」「upset」の4つに注目してみました。

英語の意味をまとめると、

  • angry = 一般的な「怒っている」
  • mad = 「頭にきていらいら」
  • pissed = 俗語で「むかつく」
  • upset = 「心中穏やかでない」

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