「給料」|「pay」「salary」「wage」の違いと使い方
働いてお金をもらうとき日本語は「給料をもらう」と言えばよい。英語の場合は給料のもらい方などで単語の使い分けがある。
「給料」|「pay」は仕事に対し支払われる金
pay は仕事に対して支払われる金を示す一般的な語。仕事が専門職、肉体労働のどちらであってもこの語が使える。
不況時のよくある話。
Due to the recession, we have suffered a drastic cut in pay. (不況のせいで給料が大幅カットになった)
※ due to「~のために」 recession「不況」 suffer「こうむる」
「給料」|「salary」は専門職、管理職の年間の固定給
salary は特に専門職や管理職に対する年間の固定給を表す。salary の払い方は通例月に1度、時には週に1度、月に2度、銀行に振り込まれることが多い。
salary は時には非常に高額な給料を表す場合に用いれる語である。
就活している学生は、
Many students want to get a job that pays a regular monthly salary. (毎月一定の収入がある仕事に就きたい学生sが多くいる)
こんなことを言ってみたい。
Our firm pays a good salary. (うちの会社は給料がいいです)
※ firm「会社」
普通の家庭によくある話です。
My mother tires to make both ends meet on my father’s small salary. (うちの母は父の少ない給料で家計をやりくりしています)
※ make (both) ends meet「収支を合わせる、収支の合う範囲内でやっていく」(bothは省略することが多い、make two ends meet ともいう)
「給料」|「wage」は肉体労働の賃金
wage は特に管理職以外の肉体労働に対する時間単位の賃金のこと。通常は現金で支給される。低賃金であることを暗示する。
wage は広い意味では各種の労働の対価としての賃金を表すこともある。
昭和の昔、こんなこともありました。
The union secured annual wage increases averaging twenty-five percent. (組合は平均25パーセントのベースアップを獲得した)
※ wage increases「ベースアップ」
これも昭和の話。
The wage hike negotiation has dragged on. (賃上げ交渉が長引きました)
※ wage hike negotiation「賃上げ交渉」
恩恵のない人もいます。
Hidden behind the prosperity of the Japanese economy are those people working for low wages. (日本の経済が反映する陰で低賃金で働く人々がいる)
※ prosperity「繁栄」 for low wages「低賃金で」
まとめ|「給料」を意味する「pay」「salary」「wage」
pay は仕事に対し支払われる金
salary は専門職、管理職の年間の固定給
wage は肉体労働の賃金