「dress と dressing」|dress は「整える、用意する」
「dress と dressing」|「服」と「ソース」?
カタカナで「ドレス」は「洋服、服装」などのこと。一般的には「婦人服」あるいは、特に「礼服」や「優美な仕立てのもの」を指す。
カタカナで「ドレッシング」は魚やサラダにかける広義の「ソースの一種」を指す。
この二つの語、カタカナで見ていると、「服」と、「ソースの一種」で、全く関係のない語に見える。
「dress と dressing」|dress に –ing がついて dressing
dressing は単純に dress に –ing がついて、できた語。
dressing の基本的な意味は「着付け、身支度、衣服、(食物用の)ソース」など。
「dress と dressing|そもそもは「きちんと整える、用意する」
dress は「まっすぐにした」が元々の意味。ここから「きちんと整える、用意する」という意味が生まれ、さらに「きちんと服を着る」の意味になった。
「dress と dressing|dress の意味はいろいろ
dress の表す主な意味は次の通り。
服に関する意味では、「服を着せる」「人に衣類をあてがう」。
髪や庭木などの場合は、それらを「整える」。
また、布、皮、建築用石などの「仕上げ加工をする」。
そして、食べ物の場合には。
肉、鳥、カニなどを市場、料理用に「調える」や「下ごしらえをする」
料理やサラダを「ソース・ドレッシングで仕上げる」
となる。
「dress と dressing」|dressing の意味もいろいろ
dressing の表す主な意味は次の通り。
傷などの「手当」や「包帯」「手当用品」の意味。
アメリカ英語では鳥料理の「詰め物」。
そしておなじみの、食べ物についての、
「ドレッシング」「(種々の)ソース」の意味。
もちろん、
「着付け」「服装」の意味もある。