「気づく」|「aware」「conscious」の違いと使い方

「気づく」|「aware」「conscious」の違いと使い方

日本語の「気づく」には大きく2つの意味がある。一つは「感じて知る」。もう一つは「生き返る」。

ここでは「感じて知る」を英語でいうときの aware と conscious の使い方を覚えましょう。

 

「気づく」|「aware」は一般的な語、五感で気づく

aware はややかたい感じのする語。「~に気づいている、~に気づく」を表す一般的な語。

aware は問題や危険など警戒心を払うことを表す、五感で気づく場合にもこの語が使われる。

 

物音で目が覚めることもあります。こんなときは aware を使う。

Late at night, the farmer became aware of a noise and looked around him. (夜更けにその農夫は物音が気になり辺りを見回しました)

 

試験制度が突然変わることもありますが、こんなときも aware が使える。

The general public is not aware of the fact in detail. (一般大衆はその事実を詳細に知らされていない)

※ in detail「詳細に」

 

日本社会でよくあること、根回し。多くの場合、皆気がついて(aware)います。

Everyone was vaguely aware that the vice president’s maneuvering was behind the settlement of the matter. (この件の解決には副社長の根回しがあったことを皆うすうす感じていました)

※ vaguely「うすうす」  maneuver「策動する、策略を用いる」  settlement「解決」

 

「気づく」|「conscious」は積極的に気にかける

conscious は積極的な関心を持っている場合に使われる語。

conscious は事実や存在を常に意識し、気にかけている状態を表すときに使われる語。

 

試合のとき、よくあること。

The tennis player was too conscious of winning and tensed up. (そのテニスプレーヤーは勝利を意識しすぎて硬くなってしまった)

※ tense up「硬くなる」

 

子供として普通でしょう。

Preteens are old enough to be conscious of the opposite sex. (小学校上級生の子供はもう異性を意識する年ごろです)

※ preteen「思春期直前の子供(10~12歳)」

 

自覚が必要でしょう。

I want you to raise your consciousness as the prefectural governor.  (県知事としての自覚を高めてもらいたい)

※ prefectural governor「県知事」

 

まとめ|「気づく」aware と conscious

aware は一般的な語、五感で気づく

conscious は積極的に気にかける

関連記事

  1. 「ferry」|「豪華フェリー」も元々は「渡し舟」

  2. 「集める」|「gather」「collect」「assemble」「get together」の違いと使い方

  3. 「しるし」|「sign」「mark」「token」の違いと使い方

  4. 「手と腕」「hand と arm」の使い分けと違い

  5. 「焼く」|「bake」「roast」「broil」「grill」「toast」「fry」の違いと使い分け

  6. 「protest」は「人前で証言する」→「主張する、異議を唱える、抗議する」

  7. 「ためす」|「try」「attempt」の違いと使い方

  8. 「survive」は「越えて生きる」⇒「生き残る」

  9. 「~できない」|「unable」「incapable」「incompetent」の違いと使い方