「欠席、不在」|「absent」「stay away」「not here」「away」の違いと使い方
「欠席」や「その場にいない」ことを英語で言うときはいくつかの言い方を使い分ける。「いるべき場所にいない」や「近づかないでおく」などの意味の違いは単語の違いで表現される。よくある使い方を覚えておこう。
「欠席」|absent は「いるべき場所にいないこと」
「欠席」を表す absent は、病気の場合や自分の意志によって学校や職場などのいるべき場所にいないことを客観的に述べるときに使う語。言葉としては少しかたい響きがある。
よくある欠席。
He was absent yesterday because of a cold.(彼は昨日風邪で欠席した。)
職場で困る人。
The man has been absent many times without notice.(あの男は無断欠勤が多い。)
※ without notice「無断で」
理由のある欠席例。
The man was absent from the meeting on the pretext of having a headache.(その男は頭痛がするという口実で会議を欠席した。)
※ on the pretext of …「~を口実として「
「欠席」|stay away は「近づかない」
「欠席、ある場所にいない」を表す stay away は stay away from … の形で「~に近づかないでおく」の意味でくだけた言い方。
こんな欠席理由もある。
He had to stay away from school for three days because of food poisoning.(直中毒で彼は3日間学校を休まなければならなかった。)
※ food poisoning「食中毒」
困った生徒もいる。
It is not a smart thing to stay away from school without permission.(無断で学校を休むのはまずいことだ。)
※ without permission「無断で」
マラソンを見たい人は多いが…。
He stayed away from his job to go to see the marathon race.(彼は職場を放棄してマラソンを見に行った。)
※ stay away from …「~を放棄する」
「欠席」|not here は「いない」
「ある場所にいない」は be not here を用いることもある。
点呼の一場面。
“Is everybody here?” “No, Takeshi is not here.”(「全員そろいましたか?」「いいえ、タケシがまだです。」)
お出かけ中。
My wife is not here. She’s gone shopping.(家内は買い物に出て今いません。)
「欠席」|away は「他の場所に行っている」
「ある場所にいない」の be away は「他の場所に行っている」を表す語で、主に長期の不在の時に使われる。
子供はやがて巣立ちを迎える。
That was the first time for him to live away from home.(彼が親元を離れて暮らすのはそれが初めてだった。)
巣立ちが遅いケースも増えている。
There seems to be a growing tendency among young people to put off moving away from home.(若者の親離れが遅くなりつつあるのは世の中の趨勢のようです。)
※ tendency「趨勢」 put off「~を遅らせる」 move away from home「親離れする」(←家から離れる)
本日のまとめ|「欠席している」「(その場に)いない」を英語で表すときの違い
absent は「いるべきところにいない」
stay away は「近づかない」
not here は「ある場所にいない」
away は「他の場所に行っている」