「焼く」|「bake」「roast」「broil」「grill」「toast」「fry」の違いと使い分け

「焼く」|「bake」「roast」「broil」「grill」「toast」「fry」の違いと使い分け

最近は女性も男性も台所に立っている。

日本語は「焼く」という言葉一語でいろいろな焼き方を表すことができる。

英語の「焼く」は日本語の「焼く」よりは使い分けが細かい。

「焼く」対象によって英語は使い分ける。覚えておこう。

 

「焼く」|「bake」はオーブンで焼く

「bake」はオーブンでパンやケーキを焼くときに使う語。

 

こんなことを言う子供たちも多い。

My mother likes to bake cakes and baking bread is easy for her.

「私のお母さんはお菓子を作るのが好きだし、パンを焼くのはお手のものです」

 

パンを売りにしているホテルもある。

This bread is specially baked in our hotel.

「このパンは当ホテル特製です」

 

そろそろこんな季節でしょうか。

Autumn brings it with tasty smell of baked sweet potatoes.  They’re so soft, flaky and yummy.

秋になると、焼き芋がおいしそうな、いい匂いです。ほくほくしているよ。

※ flaky「薄くはがれる」  yummy「おいしそう」

 

「焼く」|「roast」はオーブンか直火

「roast」はオーブンあるいは直火で肉などを焼いたり、あぶったり、丸焼きにするときに使う語。

また豆などを「炒る」という意味でもこの roast を使う。

 

こんな場面は毎年ありそう。

He plunged  a fork into the roast turkey.

「彼は焼きあがった七面鳥にフォークをずぶりと刺しました」

 

あわてるとこんなこともある。

This meat hasn’t been roasted enough.

「この肉、生焼けだ」

 

「焼く」|「broil」と「grill」は高温で焼く

「broil」(主にアメリカ)と「grill」(主にイギリス)は肉や魚を高温で(焼き網で)焼く意味で使う。

 

いつまでも食べたい日本の味。

I like an eel broiled with sweetened soy saucy.

「私はうなぎのかば焼きが好きなんです」

 

お正月の味。

Broil the rice cakes until they begin to brown.

「お餅は焦げ目がつくように焼いてください」

 

煮物が好きな人もいます。

My grandfather likes mackerels boiled rather than broiled.

「私の祖父は、サバは焼くより煮たほうが好きなんです」

 

「焼く」|「toast」はこんがりと焼く

「toast」はパン、ナッツ、マシュマロなどをこんがりと焼くこと。

 

パン食の人も多い。

Please toast a slice of bread.

「パンを1枚トーストにして下さい」

 

チーズも焼くとおいしい。

There is a nice aroma of toasted cheese in here.

「チーズのこげるいいにおいがします」

 

海苔もおいしい。

Please toast nori lightly.

「海苔をあぶって下さい」

 

「焼く」|「fry」は卵を焼く

「fry」は卵を「焼く」ときに使う語。

「fry」には「油で揚げる」の使い方もあるので少々注意。

 

時にはこんなこともありそう。

My wife said, “I know this fried egg is badly done, but would you still like to try it?”

「妻が言った。『この玉子焼き、失敗したのだけれど食べてくれる?』」

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