「アルバイト」は英語?
学生のアルバイトは、今も昔もよくある話。
最近は、副業を認める、あるいは今後副業を認めようという企業も増えてきた。
今後も「アルバイト可」の企業が増えそうです。
「アルバイト」は英語?
日本語の「アルバイト」、短く「バイト」は英語ではなくドイツ語の「Arbeit」。
ドイツ語の大文字で始まる「Arbeit」は「仕事、労働、勉強」の意味の名詞。英語で言うと名詞の「work」。
ドイツ語の小文字で始まる「arbeiten」は「働く、仕事をする、勉強する」の意味の動詞。英語でいうと動詞の「work」。
英語の work は名詞と動詞の両方で使う。ドイツ語は名詞と動詞は別の単語。綴りのおしまいが異なるので注意。
「アルバイト」の表現
一般的な「アルバイト」は、a part-time job [work]。
また、
日本語は「パート」と「アルバイト」は微妙に使い方が違うが、英語はどちらも a part-time job。
副業としての「アルバイト」は
a second job、a side job、an extra job
などと言う。
口語では moonlighting という表現もある。夜間の副業をすること、昼夜二つの掛け持ちの仕事をすること、の意味。
moonlight の意味は「月光、月明かりの」。動詞で「夜襲する」の意味もある。
本業は昼間、副業を月明かりの中でやる、というイメージでしょう。
「アルバイト」のし過ぎにはご注意!
学生諸君の中にはこんな人もいるでしょう。
「私はアルバイトで食いつないでいる」
I somehow make a living with the income from my part-time work.
somehow 「何とかして」
make a living 「生計を立てる」
income 「収入」
「私は学費をかせぐためにアルバイトに追われている」
I am under pressure to earn my school fees from part-time work.
be under pressure 「追われている」
earn 「稼ぐ」
school fees 「学費」
「アルバイトが忙しくて勉強ができない」
I’m so busy working part-time that I can’t do my schoolwork.
so … that ~ 「非常に … なので ~ できない」
busy –ing 「~するのに忙しい」
「アルバイト」をしても「本業」を忘れずに頑張ろう!
ある大学の先生が学生に向かってこう言いました。
「君たちの本業は学生だということを忘れてはならない」
Don’t forget that your main job is being a student.
main job 「本業」
being a student 「学生であること」
ちなみに「being a man」は「男であること」の意味。
映画「男はつらいよ」の英語のタイトルは、
「It’s tough being a man」という。
tough 「つらい」 (この場合は「強い、丈夫な、不屈の」の「タフ」ではない)
being a man 「男であること」