「見下す」|「despise」「look down on」「scorn」の違いと使い方
「見下す」とき、嫌悪感があったり、対等に扱わなかったり、価値を認めなかったり、いろいろある。英語の言い方を覚えておきましょう。
「見下す」|「despise」は嫌悪感に重点
despise は見下すときの嫌悪感に重点を置いて使われることを表すときに使われる語。
うそをつくと、 You will be despised if you lie. (うそをつくと軽蔑されます)
悪いことをすると、 Such conduct cannot be despised enough. (そのような行為はさげすんでも余りがある)
こんなことにならないように、 I certainly deserve to be despised after doing such a thing. (あんなことをした僕は軽蔑されてもしかたありません) ※ deserve「(報い)に値する」
「見下す」|「look down on」は対等に扱わず見下す
look down on は対等に扱わず見下していることに重点があることを表すときに使われる語。
外見での判断はしてはいけない。 You should not look down on people just because they are poorly dressed. (卑しい身なりの人だからといって見下してはいけません) ※ poorly dressed「卑しいみなり」
地道な努力の後にくるもの。 He used to be looked down on as “a mere clerk,” but he’s now someone the hospital cannot do without. (彼はかつては「事務屋」とばかにされていたが、今ではその病院になくてはならない存在になっている) ※ used to「かつては~」 mere「ほんの~」 someone「ひとかどの人物」(「だれか」ではない)
ドラマの一場面 I’ll be a millionaire someday and then I’ll look down on my ex-girlfriend. (いつかうんとお金持ちになり、昔の彼女を見返してやる) ※ millionaire「大富豪」 ex-girlfriend「昔の彼女、元カノ」
「見下す」|「scorn」は価値を認めない
scorn は見下すときに価値を認めない態度に重点があることを表すときに使われる語。
偉い人。 He scorned exercising his power over the weak. (彼は弱者に対して権力をふるうことを潔しとしませんでした) ※ exercise power「権力をふるう」
困った姉。 When he said he wanted to be a scientist, his sister laughed scornfully. (科学者になりたいと言ったら彼は姉に鼻で笑われました)
ある政治家 The politician scorned the right way and chose the wrong. (その政治家は正道を軽んじ邪道をとりました) ※ right way「正道」 the wrong「邪道」
まとめ|「見下す」「despise」「look down on」「scorn」
despise は嫌悪感に重点
look down on は対等に扱わず見下す
scorn は価値を認めない