「退屈な」|「boring」「dull」「tedious」「not very interesting」の違いと使い方
「退屈な」を英語で表現するときの使い分けを覚えよう。
「退屈な」|「boring」はとにかく退屈
「boring」は「退屈な、退屈させるような」という意味の最も一般的な語。
「boring」はとにかく面白くなく、我慢できないほど退屈な状況を指すときに使う語。
話が退屈なとき、
That’s a really boring story.
「あれはあくびの出そうな話だね」
接戦を見たい。
The game was one-sided and boring.
「その試合は一方的で面白くなかった」
内容がないと、
The lecture was extremely boring.
「講演は退屈極まる内容でした」
贅沢なぼやき?
Staying at a hotel day after day gets boring.
「ホテル住まいが何泊も続くと飽きてくるよ」
「退屈な」|「dull」は面白さがない様子
「dull」は主に書き言葉で使われる語。
「dull」は人を興奮させるような面白さがない様子を表すのに使われる語。
楽しい学校生活ばかりではない。
His school life was dull because he had no close friends.
「彼は親しい友人がおらず学校生活は味気ありせんでした」
転職の理由の一つ。
Fed up with dull routine work, he left the company.
「退屈で決まりきった仕事に嫌気がさして彼は会社をやめてしまった」
※ routine work「決まりきった仕事」
こんな人もいる。
My uncle is a nice person but his stories are kind of dull.
「叔父は良い人なんだが、話がどうも退屈なんです」
※ kind of「やや」
「退屈な」|「tedious」は長時間退屈
「tedious」は面白くないことが長時間続いて退屈なことを表すときに使う語。
儲け話は聞くのも大変。
The lecturer went into a tedious explanation about what a profitable business it was.
「講師はそれがいかにもうかるビジネスかをくどくどと説明したのです」
※ explanation「説明」 profitable「もうかる」
我慢が必要なこともある。
We were bored with his long and tedious talk at his birthday party.
「彼の誕生パーティーでは、私たちは彼の長談義にあきあきしてしまった」
「退屈な」|「not very interesting」は遠回しの表現
あまりはっきり「退屈」と言いたくないときは遠回しの表現も大事。
直接的な表現をせず、遠回しに「退屈」な気持ちを伝えたいときは「not very interesting」を使うとよい。
英語は日本語に比べて物事をはっきり表現するとよく言われるが、常に「はっきり」言えばよいというものではない。遠回しの表現が必要なときもある。
価値観が違うとき、
It may not be very interesting for you, but for us it’s very important.
「あなた方にはつまらないことかもしれないが、私たちには重要なものなんです」