「百年記念塔解体後、校章・校歌は?」
学校の校章や校歌が、地元の自然、風景、ランドマークなどを取り入れて作られることはよく見られます。
1958年(昭和23年)日米の科学者が金環日食を観測した礼文島にある礼文高校の校歌の一節に「…日は昇る紺碧の空 そのかみの金環の日よ 花々の香れる丘よ…」と入っている例があります。今は知られていない世界的な観測も校歌の一節にあると、その記憶が後年まで残るものです。
昨年北海道が解体を決めた百年記念塔は地元、札幌市や近くの江別市の小中学校で、校章のデザインや校歌に使われているケースが20校近くあるとのこと。
いまのところ校歌、校章の変更の具体的な動きはないが、教育関係者の間では意見は分かれ「変更すべき」、「そのままでよい」の両意見がある。
百年記念塔はなくなるが、その記憶は言葉か何かの形として残ることになるのか。
2019年4月16日
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