落花生の豆まき 北海道
国が違うと文化・風習が違い、同じ国の中でもその土地、その土地で同様に独自の文化・風習があります。
節分のように日本全国共通の行事でもそれぞれの土地柄があります。
元来、節分とは季節の移り変わるときをさし、立春、立夏、立秋、立冬の前日でした。しかし太陰太陽暦では立春を年の初めと定めたので、立春の前日すなわち大寒の最後の日を特に節分(太陽暦の2月3日か4日)として重視しました。この日の日暮れに豆まきをして厄払いをする習慣です。
今年2019年は2月3日が節分です。太陽と地球の位置関係によって決まります。
日本の文化はしばしば古くは京都、大阪が中心、その後東京が中心として捉えられるため、節分には「『鬼は外,福は内』と、となえながら家の内外に『大豆』をまき,鬼(災い)を追い払って戸口を閉ざす」としばしば説明されます。
北海道では、節分にまかれるのは多くの場合大豆ではなく、落花生です。北海道以外では東北地方、鹿児島・宮崎でも多く見られる風習だそうです
北海道、東北では2月は冬の真っ盛り。2月4日が立春と言ってもあくまでも暦の上だけの話です。雪が深く積もっています。
まいた後、落花生は拾いやすい、殻にはいっているので衛生上もよい。室内でも落花生は拾い集めやすいし、掃除も楽です。
他にも諸説ありますが、これらが大豆の代わりに落花生を使うことになった理由のようです。